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犬の生活

犬の散歩デビューはいつから?散歩の回数や時間、持ち物、マナーなどを解説

草原にいる人と犬

犬の散歩は犬にとってさまざまなメリットがあるため、飼い主の重要な日課の一つです。しかし、犬の散歩はいつからするべきなのか、どれくらいの頻度や距離が適しているのか、何を持っていくべきなのか、疑問や不安が多くあるのではないでしょうか。この記事では、犬の散歩について役立つポイントなどをご紹介します。

犬の散歩はなぜ必要?毎日欠かせない理由

散歩は犬にとってさまざまなメリットがあります。毎日外を歩くことで運動の機会になり、ストレス解消や健康維持にも役立ちます。屋内でのトイレが難しい犬にとっては、散歩が排泄の時間にもなるため重要です。

また、飼い主と一緒に歩いたり遊んだりすることでコミュニケーションが生まれ、飼い主が散歩をリードすることで信頼関係も深まるでしょう。ほかの犬とすれ違ったりあいさつを交わしたりと接触することで犬の社会性も育まれます。

「小型犬は室内遊びで運動ができるので散歩は行かなくていい?」と疑問を持つ方もいるかもしれません。しかし、散歩はストレス解消やリフレッシュのメリットが大きいため、小型犬でも散歩は必要です。

犬の散歩デビューはいつから?ワクチンは打ってから!

注射をされる犬

子犬は活発に動き、いたずらや甘噛み、家具や物を壊すなどの問題行動が目立つ時期です。早く散歩に連れ出して思い切り遊ばせてあげたいと思うかもしれません。しかし、子犬はまだ体力も免疫力も安定しないため、飼い主の判断で早く外に連れ出してしまうと感染症にかかるリスクが高まってしまいます。

そのため、ワクチンを3回接種し、その後14日以上経過し体調に問題ないことを確認してから散歩デビューをしましょう。

子犬に必要なワクチンの種類や散歩デビューまでのステップについて、詳しくは以下の記事をご覧ください。

犬の散歩前にしておきたいこと

犬が散歩デビューをしたとき、喜んで走ったり怖くて震えたりなど、反応はさまざまです。散歩が犬にとって少しでも楽しいものになるよう事前に準備をするとよいでしょう。

散歩するときに初めて首輪やハーネス、リードなどを装着すると、犬は固まったりもがいたりする可能性があるため、散歩に出る前に自宅で慣れさせておくとよいでしょう。たとえば、ふだんから目につく場所に置いたりおやつを与えたりしながら首輪やリードに慣らし、装着できるようになったら部屋の中やベランダ、庭を歩いてみましょう。

また、ワクチンを複数回接種し免疫が強化されるまでは、犬が地面を歩くことはNGです。しかし、子犬の社会化期を考慮すると、抱っこやスリング(抱っこひも)を活用して外に慣れさせることは行ったほうがよいでしょう。外のにおいや音に慣れておくことは、散歩デビューをしたときに外の世界への恐怖心、警戒心をなくすためにも重要です。

ただ単に外に連れていくだけではなく、犬がリラックスしていたら言葉で褒めたり、おやつを与えたりして、外出することによい印象を与えてあげましょう。

  • ※犬の社会化期:犬は生後3週間~16週間(生後約4か月)までに体験したことに順応しやすい傾向があり、これを「社会化期」と呼ぶ。

首輪やリードだけじゃない!犬の散歩に必要な持ち物

犬の散歩には、肩掛けバッグに持ち物を入れて出かけることをおすすめします。そうすることで両手が使える状態でありながら、必要なものをすぐ取り出せます。片手はリードを持ち、もう片方の手は散歩中におやつやおもちゃを犬に与えて褒めることができます。また、とっさに危険を回避したいときにも安心です。ここでは、散歩に持っていくと便利なアイテムをご紹介します。

迷子札
首輪やハーネスに飼い主の情報を明記した迷子札を付けておきましょう。万が一、犬が逃走してしまったときに、犬を保護した人が連絡をしてくれるかもしれません。
水と折り畳みタイプのトレイ
散歩中に犬に水をあげたり、排泄箇所を掃除したりするときに水があると便利です。トレイがあれば衛生的に水をあげられます。ペットボトルに取り付けるタイプのトレイやハンディーシャワーなどもあるので、チェックしてみましょう。
トイレグッズ
犬の排泄物を片付ける道具も必須です。ウェットシート、エチケット袋、マナーバッグ(エチケット袋を入れるバッグでにおいがもれない構造になっている)、ティッシュ、排泄物を取るためのスコップなどがあると、スムーズに排泄物を片付けることができます。
ロングリード・おもちゃ
ロングリードは通常のリードよりも長く、公園で遊ばせたりトレーニングしたりするときに役立つアイテムです。長さは数メートルから30メートル以上のものまで幅広くあります。そのため、広い場所で犬を思いっきり走らせるときにはロングリードを付けると、広い範囲を走れます。リードの長さを自在に調節できる巻き取り式ロングリードもおすすめです。またボールを投げて持ってこさせたりおもちゃで遊んであげたりすると、犬とより深いコミュニケーションが取れるでしょう。

1日に必要な犬の散歩の回数や時間・距離の目安

駆ける犬

犬の散歩の目安は犬の年齢、犬種、その日の体調、天候によって臨機応変に変えていくことが大切です。散歩は量より質とも言われます。犬の本能・要求が満たされる散歩、たとえば、犬同士で遊ぶことやボールで遊ぶことなどが散歩に含まれていると、犬はより喜ぶでしょう。

小型犬の散歩量の目安

シー・ズーやマルチーズなどの愛玩犬のように、もともとおっとりしていて活発でない犬は、30分ほどののんびりとした散歩をするとよいでしょう。しかし、猟犬など機敏に動くことが好きな犬種は、30分以上かつバリエーションを作って散歩をしてあげるのがおすすめです。たとえば、散歩コースや歩く速度に変化をつけたり、途中で公園に立ち寄りロングリードに切り替えておもちゃで遊んだりすることが挙げられます。

散歩の頻度は1日に1度、距離にすると約1~2kmほどを目安にしましょう。

中型犬の散歩量の目安

中型犬の多くは猟犬や牧羊犬などの犬種(スパニエル種、シェットランド・シープドッグ、コーギーなど)が多くスタミナがあるため、1日1~2回、1回あたり30分以上の散歩が理想です。運動が好きな犬には、遊びなども取り入れて運動量を増やしてあげるとなおよいでしょう。一方で中型犬の中には、バセット・ハウンドなどゆったりとにおいを嗅ぎながら散歩を楽しみたい特性を持つ犬もいるため、その犬の個性に合わせて散歩の質と量を見極めることが大切です。

1日の散歩の距離は合計2kmほどを目安にするとよいでしょう。

大型犬の散歩量の目安

大型犬は活発な犬種(レトリーバー、ドーベルマン、ワイマラナーなど)もいれば、のんびりゆったりマイペースに運動を好む犬種(グレート・ピレニーズ、秋田犬など)もいます。犬の体力を見ながら1日1~2回、1回あたり30分〜1時間ほどの散歩をするとよいでしょう。

小型・中型犬よりも早くシニア期が訪れる大型犬は、5歳頃から散歩の量と質を見直すことがおすすめです。

大型犬の散歩の距離は、1日の合計で3kmほどを目安にしましょう。

犬の散歩は天気・季節・気温を考慮して調整しよう

季節や天候によって臨機応変に散歩のコース、時間帯を調整することで、犬にかかる負担を減らして散歩を楽しめます。どうしても屋外でしか排泄しない犬の場合は、暑い日や天候が悪い日は散歩を短めに済ませるようにしましょう。

雨の日の散歩

屋外でしか排泄しない犬を除いては、雨が降っている日の散歩は無理に行く必要はありません。カッパを着せたり、レインブーツを履かせたりして散歩をする選択肢もありますが、雨具を使っても犬を雨から完璧に守ることは困難です。特に湿度が上がる季節は皮膚炎や外耳炎を引き起こすリスクがあるほか、雨に濡れると体調を壊すこともあります。

犬の排泄のために散歩へ行くときは雨具を使い、家に帰ったら足や体をしっかりと拭きましょう。また、雨の日は散歩で運動ができない代わりに、家の中でおもちゃを使い運動させましょう。

暑い日(夏季)・寒い日(冬季)の散歩

犬は人間より体高が低いことから輻射熱(熱くなったアスファルトから放出される熱)の影響を受けやすく、また裸足で散歩をするため火傷をする危険性もあります。汗をかいて体温を下げることができないため、飼い主が「このくらいの気温は大丈夫」と思っていても、犬にとってはつらいこともあります。特に日差しが強く温度が高くなる夏場は、肉球の火傷や熱中症を引き起こす可能性があるため、日中の散歩は避けましょう。暑い時期は早朝や夕方以降の気温が下がる時間帯の散歩がおすすめです。

犬は暑さと比べて寒さには強い傾向がありますが、被毛が短い犬種やシングルコートの犬種は寒がりのため、防寒効果の高い服を着せ、靴を履かせるなどの配慮をするとよいでしょう。散歩は日が昇って少し暖かくなる時間帯がおすすめです。また、雪が積もっている地域では犬用のスノーウェアを着せるなど、特別な防寒対策も検討しましょう。

  • ※シングルコート:オーバーコート(上毛)だけ生えている構造

犬の散歩のマナー

散歩する犬

散歩で必ず守らなければならないマナーとして、散歩中はリードを付けること、排泄物はしっかり持ち帰ることなどが挙げられます。

また、歩いているときは犬が飼い主を意識し、ほかの人や犬が対面から歩いてきたときにもスマートにすれ違えることが理想です。外で犬が過度に吠えたり、人や犬に飛びついたりしないように配慮をしましょう。犬同士も相性があるため、すれ違う犬すべてにあいさつをさせる必要はありません。仲良くできそうな犬を見かけたら、飼い主にあいさつの了解を得てからゆっくりと犬同士を近付けましょう。

まとめ

犬にとって散歩はたくさんのメリットがあります。リフレッシュ、運動不足の解消、社会性の向上などのほか、飼い主とのコミュニケーションの時間でもあります。飼い主も犬との散歩を通じて、体を動かす習慣が身に付くでしょう。

また、散歩デビューがスムーズに行えるよう、事前にリードや首輪を装着したり、外のにおいや音に慣れさせたりしておくことも重要です。散歩の回数や時間、歩く距離は犬の年齢、犬種、その日の体調、天候などに合わせて調整するのがおすすめです。

散歩は犬にとって必要不可欠です。犬が健康で楽しく過ごすために、散歩は雨の日を除き毎日連れて行ってあげましょう。

  • ※掲載している内容は、2021年9月14日時点のものです。
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