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川崎フロンターレ選手インタビュー

独占インタビュー!

撮影/中西裕人

昨年、J1リーグで悲願の初優勝を果たした川崎フロンターレ。2017年は中村選手から小林選手にキャプテンが引き継がれた年でもありました。チームの要であるお二人に、心境の変化、メンタルの鍛えかた、お互いのこと……ざっくばらんに語っていただきました。

昨年優勝して、チームとして個人として、意識の変化はありますか?

小林悠(こばやし・ゆう)選手

小林悠(こばやし・ゆう)
2017年からキャプテン。Jリーグ最優秀選手賞、J1得点王も獲得したエース。

小林 何かが大きく変わったかというと、そんなに変わっていないと思います。ただ、優勝を経験して、その感動をもう一度味わいたいというところで、優勝への意識は強くなっています。

中村 周りが変わりましたね。自分たちが特別強くなったとか、うまくなったとかではなくて、メディアやサポーターの期待感が違います。勝っても負けてもですが、3連敗したときなんかは「どうした」ってなりますよね。まぁ、どこのチームでも3連敗したら「どうした」ってなりますけど 笑。でも、そういう雰囲気、期待感みたいなものが自分たちをグッと上げてくれるかなという気はしています。

小林 まず「チャンピオンとして」っていうのが付くようになったのはありますね。


キャプテンを引き継いで変わったことはありますか?

中村憲剛(なかむら・けんご)選手

中村憲剛(なかむら・けんご)
2013年から2016年までキャプテンを務める。フロンターレの大黒柱。

中村 キャプテンを悠に渡して大きく変わったのは、先頭を走らなくて済むようになったことです。いろいろ背負っていたのが、すごくラクになったなと思って。去年は一選手として、どうチームに関与していくのかを考えた年になりました。

小林 キャプテンになったら「絶対優勝するぞ」って思っていました。でも、実際にやってみたら……「憲剛さんすごいな」って。負けた試合で先頭を走って挨拶をして回らなきゃいけないとか、苦労がわかりました。フロンターレのサポーターは負けたときも拍手してくれるので、逆に重みがあって「次は絶対勝つ」ってなります。

中村 フロンターレのサポーターは「ブーイングしないからダメなんじゃないか」ってずっと言われていましたけど、優勝したことでそれを覆せたのがよかったと思っています。


ご自身やチームで、メンタルはどのように鍛えられていくのでしょうか?

小林 う~ん。失敗をくり返している選手のほうが強くなるんじゃないかと思います。

中村 そうですね。ずっと順風満帆にきた選手って、1回の挫折で意外とボロッとなっちゃうので、小さい頃からいろんな経験、悔しい経験をしている人のほうがやっぱりタフだし、切り替えられますね。ダメな自分を受け入れられるかどうかというのはすごく大事だと思います。

小林 自分たちが小学生のときのスーパーな選手って、高校終わる頃には見かけなくなったってことも多いですよね。ずっと順調にきていて、1回「ダメ、通用しない」ってなると、平気で辞めちゃうんですよ。

中村 リカバーする術を知らないんです。

小林 この対談を読んで、「そうなんだ!」って思う子もいるかもしれない。環境もすごく大事ですね。


中村選手にお聞きしたいのですが、“勝負強さ”とはなんでしょうか?

中村 優勝したのは去年だけなのにそれ聞きますか 笑。……入ったところで、何をするかじゃないですか。俺もそうですけど、環境を選べない人もいますからね。とにかく試合に出て活躍すること、それでチームが勝つこと、優勝することが大事で。自分がどうチームに有益か考えて、活躍できればそこから開けるわけですから。周りの人もいるけど、最終的には自分だと思います。


成果を一つひとつ、積み上げていくのが大事ということでしょうか?

中村 そのためにはどうなりたいかを明確にしなきゃいけないし、毎日一生懸命やらないといけない。その延長線だと思います。そういう自立した選手がいっぱいいるチームが強いですよね。フロンターレだって、悠がキャプテンになってこれまで俺がやってきたことをしてくれて優勝したわけですから。サッカーだけじゃなくて、会社なんかもそうなんじゃないでしょうか。


小林選手は、90分間高いパフォーマンスを保つために、体力以外に心がけていることはありますか?

小林 引き出しを用意しておくことですね。たとえば最初の10分、ボールが足につかなかったり、ミスが続いたりしたときに、「もっと走ろう」とか「ディフェンスでがんばろう」とか、頭を切り替えてほかのプレーで調子を上げていくんです。「ミス多いな。あぁどうしよう……」じゃなくて、「違うところでがんばろう」って。そうすると、ボールを持ったときの感じも良くなってきたりします。


最後に今季の目標や注目してほしいところなど、サポーターにメッセージをお願いします。

中村 チームとしての今季の目標はやっぱり優勝。自分のパフォーマンスももっと高めていけるようにやっていきたいです。フロンターレのサポーターは日本一だと思っているから、去年優勝して正真正銘、日本一のサポーターにできたのはうれしかったですね。熱い応援に応えられる年にしたいです。

小林 僕も一番はやっぱり優勝です。今年もみんなで喜びたいなと思っています。期待もすごく感じていますし、その期待に応えられる自信もあるので、とにかく一緒にがんばってほしいです。

お互いの好きなところをお聞きしたら、小林選手は中村選手の“腹黒い”ところ、中村選手は小林選手の“素直”なところが好きとのことでした。中村選手は、「腹黒さがないと中盤の選手としてやっていけない」と弁明(?)していましたが、お互いに“負けず嫌いで子ども”なところが似ているそう。7歳の年の差があるお二人ですが、仲の良さ、信頼感の高さがうかがえました。

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中村憲剛選手×小林悠選手

新幹線などでの移動時は隣に座ることが多く、キャプテン経験者同士、試合後でも気兼ねなく話せるそう。

川崎Fフラッグ

川崎フロンターレのホームスタジアムである等々力陸上競技場に掲げられている当社の広告。

2018年8月31日作成(対談日:2018年2月27日)

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