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犬の生活

犬のストレスサインは行動やしぐさでわかる!?原因や解消方法を解説

伏せて遠くを見つめる犬

人が社会で生きていくうえで切っても切り離せない“ストレス”ですが、犬も人と同様にストレスを感じます。ストレスとは外から何らかの刺激を受けたときに生じる体の反応です。犬はストレスを感じたときにさまざまなサインを出していますが、飼い主がそれに気づかず長期的にストレス下に置かれると、病気につながる可能性もあります。そのため、飼い主は犬がストレスのサインを出していないか、日ごろからしぐさを観察することが大切です。

この記事では、犬のストレスサインやストレス解消に役立つポイントをわかりやすく解説します。

犬がストレスを感じる原因や理由

丸くなる犬

犬は私たちが想像する以上に敏感な動物で、飼い主のちょっとした感情の変化を感じ取る能力のほか優れた嗅覚や聴覚を持つため、人とは異なるストレス刺激を拾っていることもあります。

ここでは、犬がストレスを感じる原因や理由を具体的に説明します。

不安や緊張などの心理的ストレス

人は職場が変わる、引っ越しをする、家族構成が変わるなどさまざまな環境の変化で緊張したり不安になったり、葛藤したりします。犬も同様に環境や家族の接し方などに“変化”が見られるとストレスを感じることがあり、特に以下のような状況は犬に心理的ストレスを与える可能性があります。

気温や環境による物理的ストレス

犬は体の大きさや被毛の量・長さが犬種により異なるため、快適に感じる気温や湿度は人とは違います。また聴覚や嗅覚などの感覚が人より優れている犬にとって、以下のような状況は物理的ストレスを与える可能性があります。特に突然の大きな音や日常で聞き慣れていない音はストレスになりやすいと言えるでしょう。

空腹や睡眠不足などの生理的ストレス

一般的に、家の中は犬にとって安心できる場所ですが、食事やトイレに問題があったり睡眠環境が良くなかったりすると、ストレスにつながります。以下のような状況は犬に生理的ストレスを与えている可能性があるため、改善が必要です。

しぐさや行動でわかる犬のストレスサインをチェック

うなる犬

人はストレスを感じるとソワソワしたり、髪の毛や身につけているものを触ったりしますが、犬もストレスを感じたときにはさまざまなサインを出しています。

ここでは、犬のストレスサインをストレスの度合いごとに解説します。これらのサインが見られたら、何にストレスを感じているのか原因を探し、解決してあげるようにしましょう。

カーミングシグナル(ストレス度:低)

カーミングシグナルとは、犬同士の不要な争いを避けるために生まれつき備わっている犬のしぐさです。カーミングシグナルをすることで、不安や葛藤、緊張など自分のマイナスな感情を相手に伝え、相手と自分を落ち着かせます。そのため、犬がうれしいときにカーミングシグナルを出すことはありません。

犬は尻尾の動きやちょっとした目の動きによっても感情を相手に伝えようとしています。犬が出すカーミングシグナルを学び、犬の気持ちをより理解しましょう。

威嚇などの問題行動(ストレス度:中)

上記に挙げたカーミングシグナルを使い、犬は自分の気持ちを相手に伝えたり、相手の気持ちをなだめたりしますが、飼い主はこのサインに気づかないことが多くあります。カーミングシグナルで「私はストレスを感じています、私は不快です」と伝えても相手に伝わらない場合、犬は以下のような問題行動をとることもあります。

体調不良や病気の症状(ストレス度:高)

長期的慢性的に犬がストレスを感じる状態が続くと、体調不良になったり発病したりする可能性があるほか、無気力やうつのような状態になることもあります。

犬の様子や体調に異変が現れたら、すぐにかかりつけの動物病院に連れていきましょう。ストレスレベルが高いと以下のような症状が出ることがあります。

犬のストレスを発散・解消する方法

ボールを追いかける犬

犬がストレスを抱えているとわかったら、できるだけ早くその原因を見つけストレスを軽減させてあげることが大切です。犬のストレス発散・解消に効果的な方法について、いくつかご紹介します。

スキンシップを増やす

飼い主が多忙になり、愛犬とのコミュニケーションやスキンシップが減ってしまうと、いたずらが増えたり自分の身体を過剰になめたり、トイレを失敗するようになることがあります。どうしても忙しいときは知育玩具を与えて遊ばせておくのも1つの方法ですが、やはり犬は飼い主と一緒に何かをしたいと思っています。

短い時間でも構わないのでおもちゃを投げたり、犬が触れられてうれしいところを撫でたり、「いい子だね~」と声をかけたりしてスキンシップをとりましょう。ブラッシングが好きな犬には、スキンシップの手段としてブラッシングをするのもおすすめです。ただし、過度なスキンシップがかえってストレスになる犬もいます。犬の反応をよく見ながら、犬が喜ぶ方法でスキンシップをとりましょう。

散歩や遊ぶ時間を増やし運動不足を解消する

散歩でにおいを嗅ぐのを楽しんだり公園でボール投げをしたりと、犬の本能を最大限に活用できる動きや遊びを増やすことで犬のストレスは軽減されます。散歩は歩く速度や散歩コースを変えるのも効果的です。天候が悪い日は運動不足になりがちですが、フードやおやつを家のいろんなところに隠し嗅覚を使って探すノーズワークをしたり、おもちゃを介して遊んだりしましょう。

また、社会性がありほかの犬と仲良く遊べる犬は室内や屋外ドッグランもストレス発散になります。しかし、成犬になるとほかの犬との相性もあるため、犬同士のコミュニケーションを見ながら安全に楽しく遊べるよう飼い主がサポートしてあげましょう。

犬用のガムや噛むおもちゃを与える

犬は噛むという行動でストレスを発散します。家庭内でいたずらをされないためにも犬用のおもちゃを噛む習慣をつけるとよいでしょう。犬用のデンタル商品や噛むおもちゃ、ガムなどを与えるときには犬が安全におもちゃを使えるか確認しましょう。

硬すぎるおもちゃは歯が欠けてしまうこともあるので注意が必要です。犬のおもちゃやガムの好みも個体差があります。愛犬の好みをぜひ見つけてあげましょう。また、定期的にデンタル商品やガムなどを噛むことは歯周病予防にもつながります。

まとめ

犬のストレスサインを理解しストレスの少ない環境や接し方ができるようになると犬と飼い主の関係性が良好になり、犬の幸福度もアップします。過度のストレスは病気の原因にもなるため、散歩やスキンシップ、遊びを通じてストレスの少ない生活を提供しましょう。

  • ※掲載している内容は、2022年1月18日時点のものです。
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